2011年7月27日水曜日

ラン歴2周年

さてさて、このブログも始めてどのくらいになるのでしょうか?で、ちょっと過去投稿を振り返ると2009年の10月3日。そして投稿数は264件。これまで自分のウェブページ等も作ってきたのですが、発信する内容も濃い目でしたので、ここまで長く続いたのは初めて(これも十分濃いですが)。 メイントピックであるランニングも、ついに2年目に突入。 感慨深いというかなんというか。
それまでの間に出場したレースは15本。フルは2本ですが、どちらも思い出深いマウイ湘南国際マウイはかなりきつい思いをして5h33'04"、湘南国際は崩れたフォームで4h54'09"。 色々と課題が見えつつも、それでも少しずつ前進しているのです。 年に1度と決めているフルマラソン、今年は一度お休みをして、来年の京都にエントリする予定。
で、この記事を書いている今の時点で、総走行距離は2374.3255km。月間で言うと98.93kmほど。この2年で走った距離は、静岡から宮崎を車で往復したくらいの距離。自分の周りの猛者の皆さんは、1年でこの距離に達しそうな勢いですが。(笑) でも、完全なメタボ体型の中年男が、2年でそこそこ走れる体になったんだから、良しとしよう。 それに、自分はアマチュアランナーのファンランナー。走ること自体に楽しみを見出しているんであって、 世界制覇を目論んでいるのではないので、この位でいいでしょう。
とはいえね、このところ①登りが下手になった、②呼吸が浅い、③スピードがのらない、と、やや怪しい症状が出てきてたので、おそらく筋量が落ちていて、さらに体幹もやばいんじゃないかと思ってたんですが…妻の実家に行ったらそれが見事に証明されたのです。妻の妹、つまり自分の義妹は、地元でジムのトレーナーなんかもやっていて、筋トレ等に精通してるんですが、ちょっとしたストレッチから私めの筋量のなさと体幹のフニャフニャ感を指摘したのです。 いえ、何となくうすうす気づいていたんですが…自主トレだと限界があるんですよね。そもそもお高いのでジムには行けてないから、トレーナーさんのアドバイスを受ける事も出来ず。 でも、良かった義妹がトレーナーで。(笑)  自分のトレーニング時の姿勢等がどうなってるかを見てもらえて、それを基に的確にアドバイスをもらえる事がどれだけありがたいことか。 ホバーやっただけで随分変わってくるのです。 ストレッチもこの頃ろくろくしてなかったら、体も硬い事、硬い事。
自宅に帰ってから、金哲彦さんの本を引っ張り出して入念にストレッチ、その後は教えてもらったホバーや腹筋強化法、背筋強化法、スクワット等々一生懸命頑張りました。いやね、本当これ大事なんだなって改めて思った。(気づくの遅過ぎた感じもするけど…) でも、ソロで練習ってやっぱり難しいんですね。タレントさんがパーソナルトレーナー付けて、その後メキメキと走力が上がる理由がよく分かる。 走る事ばかりに目を向けるのではなく、筋トレもしっかりやろうっと。 前もこんなこと言ってたけど、少なくとも今できるメニューがはっきり分かったから。
もともと筋肉量は多い方なので、しっかりまじめに取り組めばすぐに取り戻せるはず。3年目の今年は、よりかっこいいランナーを目指そう。

2011年7月22日金曜日

Designをするということ

なんとなく開いたfacebook、フォローしているDesign Museum Londonから興味深いリンクシェアがありました。題して"Creative Britain in Reverse?(クリエイティブなイギリスからの逆行?)"。
Creative Britain in Reverse?
イギリスの教育現場での『デザイン教育』の重要性を再認識してもらうべく、シーモア・パウェル、デザイン技術協会、ジェームス・ダイソン基金が共同でPR活動を行っている。
内容はどんなものかと言うと、教育現場における『デザイン』教育の重要性を説いたもので、今日イギリスがイギリスたり得る最大の理由は、デザイン教育から育まれる『水平思考』能力が国民に浸透しているからというもの。デザイン教育がイギリスの経済をけん引しているという、教育関係者と子を持つ親御さんたちに対するアピール。ちょっと日本では考えられないPR活動ですね。
そもそも『水平思考』と言う事を知る人も少ないと思うし、『デザイン』を理解している方も少ないのではないかな?日本では。 『水平思考』は、端的に言うと「規程概念にとらわれず、自由に発想する事」で、 『デザイン』は、与えられた課題に対する「問題解決手段」。
日本ではデザイナーが育たないのは、『デザイン』の本質を理解しておらず、『デザイン』=『デコレーション/コーディネーション』という図式が罷り通っているから。『デコレーション』は「表面的な美を追求する事 "superficial aesthetics"」、『コーディネーション』はあくまでも「調整 "adjustment"」で、「お決まりのパターン "patternised"」がある。 『デザイン』するには、例えば建築であれば、その建築が建つ立地条件、つまり「気候」、「風の流れ」、「地盤」、「建蔽率等の規程」、「周辺施設」、「周辺の歴史」、「人間工学」、「コスト」、そして最後にその建物の「利用目的」、これらをすべて検討する必要があります。 これがプロダクト・デザインであれば、「素材」、「色」、「耐熱性・耐冷性」、「利用目的」、「人間工学」、「コスト」等になるし、 ヘアデザインなら、対象者の「輪郭」、「髪質」、「利便性」、「求められる外的印象」、「テーマ」、「再現性」等々。 ファッションは、ヘアデザインに似たものがあるけど、これプラス「素材」、「色」、「通気性」、「断熱性」、「人間工学」等で、マイナス「髪質」。 もちろん、そこにクライアントの「喜び」は不可欠ですよ。
さて、これらを考慮して『デザイン』している方がいくらほどいるかと言うと、少なくともメディアに既出の方々では極僅か。バッサリ切っちゃいますけど。w 何故かというと、日本人は『デザイン』=『意匠』であるのに、この『意匠』を理解していないから。『意匠』とは、「意を凝らす(一心に考えをめぐらす)」という事で、これを忘れているから。いや、知らないふりをしているから。すべては、クライアントの都合の良いよう、回転率と収益率を上げるために。提案する方も、される方も知らないことはできないし、要求できない。でも、このやり方は、資源枯渇につながる。物質的な意味でも、思想的な意味でも。最悪なケースは、そして現実そうなっていますが、どの企業も同じ様なものしか生み出さなくなるということ。 残念ながら、コンテンツ産業も同じなんでしょう。魅力的なコンテンツは、本当にこだわり、そのコンテンツに対してデザイナーの愛情を感じられるもの。愛情があれば、それをより良く見せようとする努力をするし、より良いプレゼンテーションになる。利益性、創作の容易さだけを追求したものは、本当に陳腐。某テレビ局の番組を見ていると、本当にミルクダウンされた詰らないものだと思う。
では、『デザイン』はどの様に生まれるかとい言えば、『水平思考』を教育の現場で教えて行く事、これしかない。自由な発想で、自由に創作する事に楽しみを覚えさせたうえで、その発想に基づき「問題解決」をさせる事。「制限」のない『デザイン』は、もはや『デザイン』ではなく、「自己満足」でしかなくなってしまいますからね。相手がいてからこそであるという事を学ぶ事、これも『デザイン』には必要なこと。そして『提案能力』を身に付けさせること、これも重要なこと。 そしてもう二つ必要であり、かつ重要な事は、デザイナーの『好奇心』と『探究心』。これらに基づき蓄えられるありとあらゆる知識が、そのデザイナーの創造する『デザイン』に「深み」と「説得力」、「オーラ」、「重み」を与える。そして、唯一無二な「個性」を育む。 日本の美術、デザイン教育は、小手先のスキルは上達するけど、『水平思考』は育まない。そもそも教える側が知らない事は、教育を受ける側には教えられない。日本の「英語教育」と同じ。英語をしゃべれない、書けない人が、英語を教えられない。また、英語を学ぶ苦労を知らない人も、英語を教えられない。
では、『水平思考』の素晴らしさは何かと言うと、これが何も『デザイン』分野だけでのみ日の目を見るというわけではないということ。『考える力』があれば、経営でも、営業でも、そしてデザインの分野でも、活躍するチャンスが生まれるし、またその力は企業の独自性を生み、経営力を高める。政治家でも同じ様に活躍できる。 『水平思考』能力を得るということは、ある意味で『サバイバル能力』を得るということ。

どうでしょう、そろそろ日本も『デザイン』を見直し、『水平思考』能力を育む教育現場にしていくことは? これ以上物質的な豊かさを求めても、真の豊かさ、心の豊かさにはつながらない。 「思考停止」状態の日本から脱却するためには、「考える能力」が絶対不可欠なのです。 「まさかそんな」や「そうなるとは思わなかった」と言うのは、想像力欠如の末期症状。
イギリスでの『デザイン教育危機』から我が身を振り返り、よりよい日本にするためのにも、今一度深く考えるべきでは?

2011年7月19日火曜日

なでしこ色に染まったソラ

なでしこ色のソラ
18日の静岡の朝焼け、撫子色一色で染められていました。

7月18日早朝、午前5時くらい、静岡の空は撫子色に染まりました。こんな朝やけは見た事もないくらいな鮮やかなピンク。そしてその日の3時35分、女子サッカーワールドカップの決勝戦、日本対アメリカが開催されました。結果は、皆さんもご存じの通りの日本の優勝!此処だけでなく、多くのブログでも同じような記事がアップされ、またTwitterでは実況ツイートがTLを埋めました。私も思わずツイートしてしまいました。
日本とアメリカのゲームへの関わり方、全く対照的でしたね。 アメリカはとにかく重戦車のような圧倒的な破壊力と鉄壁のDF陣。 それに対して日本は小回りを利かせ、粘り強くラインを押して行きました。 まるで統率のとれたゲリラ部隊。
流石に前半はアメリカの破壊力に圧倒され続けていて、相手ゴールエリアに入る事さえできないでいましたが、後半に入ってからは徐々に相手陣地に入り込む事が出来るようになりました。とはいえ、ゴールエリアに入るチャンスはごくわずか、まともにできたシュートも本当に少ない。そんな中でもアメリカに食い下がり、延長戦でも同点に持ち込めたのは精神力の高さだったのかもしれません。 アメリカの選手にリダイレクトされて入った澤選手の延長後半での同点ゴール。あのゴールがPKの勝敗を決定づけたと思う。
でも日本の女子サッカー、本当に恵まれていないマイナースポーツなのです。彼女たちのサッカーからの収入は極々僅かで、アルバイトをしながら夜練習という選手も多いとの事。(最も待遇のいいチーム「INAC神戸レオネッサ」でも月収10万円。)同じスポーツでも男子の収入とは雲泥の差。年収もケタが一つ違います。そういう中で得たハングリー精神が今回の優勝につながったのかもしれません。今回のワールドカップの優勝報奨金も、決して高いものではなさそうです。
そんな中、なでしこジャパンのスポンサー・キリンが、彼女たちにボーナスを提供する旨表明したとのこと。本当に嬉しいことですね。 彼女たちは、先の見えない日本に本当に明るいエネルギーをくれた、そう思います。 だからこそ、彼女たちの活躍にそうした形で感謝の意を示してくれる企業がある事は、本当に嬉しい事。 この事が少しでも女子サッカーを盛り上げる事になればいいなと思う。 また、少しでも日本人の「やる気」を高めるきっかけになればいいと思う。
なでしこジャパンの選手皆さんに対して最敬礼をしたいと思う。
澤穂希選手
決勝戦後、日本国旗を背負う澤選手。その国旗にはキャプテン翼の作者、高橋洋一さんのイラストが書かれていました。この写真には写っていませんが。AFP PHOTO / PATRIK STOLLARZ (Photo credit should read PATRIK STOLLARZ/AFP/Getty Images)

2011年7月11日月曜日

シャリ欠と脱水とフレディー・マキュリーと

日曜日も、全国的に暑かったですね。これだけの猛暑にもかかわらず、どこも「計画停電」の「け」の字も報道しませんし、新橋駅地下のフラットパネルでも「計画停電」の予定はブランクでしたが、どのお宅もエアコンフル稼働しているであろう今日この頃。「節電、節電」言われてエアコンをつけないで、部屋の中にいて熱中症の人たちが出るほどの猛暑の7月。30度を超えるのが当たり前になってきている今日この頃、ランナーにとって、何時の時間帯に走るのがベストなのかは、生死を分ける選択肢です。 日中、日差しがギラギラする中走ってるランナーを度々見かけますが、体に悪いというか、ランニングを続けられなくなるんじゃないかと思う。苦行以外の何物でもないっすよ。 ということで、私もいろいろと考えているんです。夜にしようか、早朝にしようか、それともトレランオンリーにしようかと。でも、先日至った結論は、中距離を走らないとまずいということ。なんせ、9月の朝霧高原、今まで走った事のない34kmのトレイルに挑戦するんです。思い出せば去年のOSJ志賀高原、27kmを腸脛靭帯炎という爆弾を抱えながら走ってエライ目にあいましたから、遊んでるわけにはいかない。 かといって、20km超のトレイルをソロで行く事も出来ないし、と言うかそもそもそんな長いコースは知らない。(あ、忍野に行ってくるのもありだなぁ。) まぁ、とりあえずは、左足首周辺の筋肉を強化する事、中距離をコンスタントなペースでロード走る事を当面はトレーニングメニューにしました。ここで変にペースアップしても仕方ないし、必然的にレースのときはペースが上がるもんだし。で、ロードはどこが良いかといえば、行きが登りで、帰りが下りの周回コース。ということで、安倍川沿いに北上して、油山の曙橋を折り返して安倍街道を下ってくるコース。25km。 時間帯は、夜だと蜘蛛の巣攻撃とかがあるので、出来れば朝、日が昇っていない時間が良いな。ということで、午前5時スタートで行ってきましたよ。この時期の5時ともなると、流石に明るくなってきてますが、幸いなことに曇っていたので、曙橋までは軽快に走れました。途中5時50分ほどに妻から電話が。静岡で直下型地震が起きてたそうで、まぁ、震度は2だか1だったようなんですが…気付かなかった。(笑)その後も大したことなかったようで、そのままランニングを続けます。 で、ここで誤算が4つ。 まず1つ目は、6時半ともなると日差しが半端ないということ。これから休日に走るときは、4時か3時半スタート必須です。日差しの照り具合が半端じゃない。 2つ目は、ランニング前に「ロールちゃん」2/3本はシャリ欠につながるということ。おかげで今日の筋肉痛が半端ない。筋肉中のグリコーゲンのリザーブが消費されちゃったんでしょうね。いくらなんでも、空腹で給食なしの25kmランはないなぁ。 3つ目は、小銭をもってこなかったために、途中での水分補給が出来なくなった事。流石にロードで25km程度ですので、つい最近購入したNathanのSpeed2を持ってったわけですが、2つあるフラスク併せても20 fl oz(600ml弱)、この炎天下で途中の補給なしでは脱水になります。途中の公園で水飲み場がなければ、完全に脱水症状確定でした。 4つ目は、ランTの選択。通気性もよさそうなので湘南国際の時に参加賞で貰ったDry-FitのランTを着てったんですが、汗が全く乾かない。Dryじゃないじゃん!「吸汗速乾性」っていうけど、汗を吸収するのは良いけど全く乾かない。おかげで水の膜が体を包む結果になって体に熱がこもる。 すべての面で失敗でした。(笑)
まぁ、失敗だったけど、これを次に活かせばいいさ。 次は事前にしっかりご飯を食べて、4時スタート。小銭携帯して、適切なランTを着る事にします。 そして、平日夜の地下足袋ラン(11km)と併せてトレーニングしよう。
Nathanランニングウエストバッグ スピード2
最近中距離を走るのにハイドレバッグはなぁ、って感じてたので、NathanのSpeed2を購入しました。ポイントは前面をベルクロで止めれる事と、伸縮性の高いベルト、左右対称に配置した10fl ozフラスク2個。

で、日曜日はこれだけでは終わらない。 ランニングから帰ってシャワー浴びても、世の中は猛暑の午前9時前。当然のことながら、暑い。 クーラーや扇風機を使ったところで完全に暑さをどうにかできるわけでもなく、かといって暑い事を理由に何もしないのは、本当に生産性がない。ランニングを始めてから、一日ぼーっとすることが苦手になった。せめて何かしようと前日から妻と相談していて、たどり着いた結論は、カラオケorボーリング。午前中動いたけど、ボーリングぐらいの体力は存分に残ってる。カラオケは…何を歌おう? 実家の母から頼まれた用事を済ませ、妹達2人と妻、自分4人でラウンドワンに行くことにした。自宅の電気を消費せず、快適な温度で何かをするにはもってこい。同じように考えてた人も多かったみたいだ。
ついてから、ボーリングではなくカラオケにしようということになった。…さて、自分は何を歌おうか?困った事に、自分が効く曲はことごとく自ら再現できない曲ばかり。デヴィッド・ボウィQueenAC/DCGorillazRHCP…、女性の曲も多い。サラ・ブライトマンなんか再現しようとも思わないけど。(笑) 案の定、部屋に到着しても長い間曲を決められなかった。 妻とも話してたんだけど、最近のカラオケは冊子が無くなったから逆に曲を選びにくくなった気がする。冊子をぱらぱら捲っていて歌える曲を発見することも多かったんだけど。いっそのこと、パッド形式のリモコン端末にして、冊子をめくれるギミックを搭載するのもいいんじゃないかな?これだけスマホやiPadが普及してるんだから。 そんな事を考えながら、やっぱり選んだのは洋楽。Queenの”I was born to love you”。先日NHKの『SONGS』でQueen特番を見て、再びQueen熱が再燃したのです。再燃、というより発火剤を炎に投入するような感じか?本人映像なのが嬉しいし、歌わなくてもいいくらいだ。 それにしてもいつも思う、英語の歌詞のルビ、煩いから非表示にできないかな?邪魔で歌いづらい。まぁ、フレディーの真似どころか、高音域に全く手が出せなかったけど。(笑)
次に来るときは、歌える曲を用意しておかなきゃな。とはいっても、カラオケのためだけに曲を覚えるのはしゃくだからなぁ。
Freddie Mercury
久しぶりのカラオケ。ハッキリ言って私はカラオケが苦手だ。自分の聞く曲は、自ら歌えないものばかり。 Queenの”I was born to love you”。本人映像なのが嬉しい。流石にフレディーの真似は出来なかった。

2011年7月9日土曜日

Sloganにて

先週金曜日、久しぶりに東京出張しました。久しぶりの東京、本当に暑かったですね。この日はご挨拶ということもあり、長袖Yシャツにジャケットを仕方なく着込んで行きましたが、着るもんじゃないですね、真夏にスーツ。次からは半袖ノーネクタイでいいとのことですので、一安心。
で、出張のおまけというか、今回は以前東京時代にお世話になっていた方々のもとにご挨拶に行ってきました。Sloganという、音楽関係の出版、プロデュースをされている会社の社長さんと課長さん(昔は部長と呼んでたんですが)にお会いしてきました。とこう言うと簡単に聞こえますが、このオフィスに辿り着くのに…迷ってしまいました。赤坂といえば、昔はよく徘徊してたところなのに、住まなくなるとめっきり分からなくなりますね。溜池山王の駅出てすぐにLOSTしてしまいました。 さて、20分ほど迷った後、5年ぶりにSloganの門を叩くことができました。5年前に来た時は、Sloganがこのオフィスに引っ越した時で、私もその引越しをお手伝いしました。いやぁ、懐かしい。
ここの社長は、東京の極貧時代に色々と助けていただいたありがたい方でもあり、またアーティストのインタビューに通訳として参加させて頂いたりと、貴重な経験をさせていただいた本当にありがたい方です。今考えると、すごい貴重な経験させていただいてました。 5年のブランクにもかかわらず、社長、課長共にお元気そうで、安心しました。と言うのも、お二人のご実家は福島なので、ご家族はどうだったかも直接聞きたかったのですが…とりあえずご無事だと云うことで一安心。とは言え、放射能汚染があり、決して楽観視できない状況のようです。 その後いろいろな話をしました。 つい最近Sloganで出版した写真集『TOKYO FM BOOKS YELLOW MAGIC ORCHESTRA × SUKITA』とか、今後入っているプロジェクトとか、お二人のプライベートライフとか(笑)。それから、今の日本のコンテンツビジネスの現状とか。
自分自身のスケジュールの関係から、1時間ほどしかお邪魔できませんでしたが、本当に楽しかった。もっともっと色々とお話ししたかった。本当に、社長には色々なインスピレーションを頂ける。自分がこのところ縁遠くなってしまっていた、コアなアートの世界と繋がることができる、数少ないチャンネルだと思います。 どうしても日本は、政治もアートも中央に集約されてしまっていて、地方ではアクセスができないのが現実。特に静岡はアートが根付いているとは言い難い。静岡市立美術館ができて少しは改善されてきたとはいえ、まだまだ先は長い。触れる機会がなければ、ニーズも育たない。もともと、日本での芸術に関する教育は恵まれているとは言えないし、ね。
それが改善されるまでは、ちょこちょこ東京に足を運びたい。次に出張するときも、またお二人にお会いしたい。出来るなら、お酒を飲みながら、アートについて語りたい。そう思わせて頂いた、1時間でした。
 sloganにて
5年ぶりにSloganの門を叩きました。本当にご無沙汰していました。みなさんお変わりなく、お元気そうで良かった。

2011年7月7日木曜日

『機動戦士ガンダム The Origin』アニメ化決定

さて、発表からもはや1週間以上経っていますが、『機動戦士ガンダム The Origin』がアニメ化されることになりましたね。アニメ化には賛否両論ありますが、とりあえずここは素直に喜びたいと思います。何せファーストは30年以上前の作品。その後、多くのメディア(おもにゲーム)でアップデートした名場面を何度となく見ていますが、それを再び一作品として拝めるのは、やっぱり嬉しい。単純に綺麗になった、表現力豊かになった『機動戦士ガンダム』を見たいから。 が、複雑な心境であるのも事実です。なぜなら、この事には幾つかの問題点があるからです。

先ずは、声優陣の問題。セイラ・マス(/キッカ/ハロ)役の井上瑤さんは、2003年にお亡くなりになっている。ギレン役は田中崇さんで、既にお亡くなりになっているけど、銀河万丈さんが引き続き代役するとしていいか。ドズル役の郷里大輔の訃報も去年の事。マ・クベ役の塩沢兼人さんもお亡くなりになったし、ブライト役の鈴置洋孝さんもいない。調べていると、結構声優陣が既にお亡くなりになってるんですね。ワッケイン(曽我部和恭さん)、ククルス(徳丸完さん)、ウラガン(戸谷公次さん)、ガデム/エッシェンバッハ侯(水鳥鐵夫さん)達も。このあたりは、皆さん一新せざるを得ないのかな?既にどの声優さんもベテランぞろい、このあたりをどう解決するかは、ファーストのファンとしては心配なところ。
もうひとつの問題は、ここまで膨らんでしまった『ガンダム像』を、単にコミカライズされた『The Origin』だけで映像化して済むのかという点。 『機動戦士ガンダム』という作品は、余りにも多くの派生作品があり、また、ファン層が大いに切り開いていったMSVなどの領域が存在します。もはや、この世界は、ファーストで描かれた世界だけでなく、ジョニー・ライデン達が活躍する世界と、シロー・アマダ達が奮闘する世界、クリスがアレックスを駆る世界をも内包するものとなっています。そういう世界で、どこまでの世界を切り取るか。もちろん主戦場はThe Originのタイムラインでしょうが、それだけで収拾がつくかどうか。
そして、これが一番重要となるところでしょうが、この作品をアニメ化する事によって訴えかけるテーマは何になるのか?と言うこと。 どうも、各方面を見ている限りでは、原作者であり、総監督だった富野由悠季さんが一線を引いているということ。そうなれば、作品として訴えかける事は、何があるのか。
今回のアニメーション化、リバイアサン化してしまった商業機械としての『ガンダム』に、餌を与え続けなければならないからこその新規映像化とも見えなくない。 ガンダムシリーズは、今までも迷走を続けてきました。『Gガンダム』では思いっきり脱線し、『ガンダムW』以降は女性ファン層を獲得することに苦心し、『SEED』では中学生ファン層を獲得に走り、今度の『AGE』では小学生ファン層獲得に躍起。でもやっぱりそれだけでは心許ないから、『UC』や『The Origin』でファースト世代の30、40歳代を再度取り込もうとしている気がする。
正直なところ、『ガンダム』はそろそろ畳んだ方がいい「風呂敷」ではないかとも思っている。 確かに新たなMSが出てくる事は嬉しいし、それらをパイロットとしてゲーム内で駆るのは楽しい。が、寄り添えない、共感できない作品を伴っていれば、それら作品中のMSをゲーム内で操縦しようとは思えない。自分は、『Gガンダム』、『ガンダムW』、『∀ガンダム』等の作中の機体は、ゲーム中一切触れない。『SEED』の機体もほとんど触れない。作中の主人公の能力が、余りにも絶大すぎて、全く共感できないから。 『風呂敷』を畳んで、新たな領域に進んでいくことが出来ない最大の理由、それは富野由悠季さんの影が余りにも大きく、それを乗り越えられない事にあるのでしょう。『ガンダム』シリーズは、ある意味「テラ・ヒット」。メガ・ヒットでは言い表せられないほどの作品。それを意図して創造することは、不可能でしょう。でも、どこかで終わりが来る。もしかしたら、今回の『機動戦士ガンダム The Origin』のアニメ化が終焉の鐘の音かもしれない。

そんな事を考えながら、ネットサーフをしていて興味深い作品と出合いました。『密会―アムロとララァ』。富野由悠季さんがファースト放送から18年後に書いた、本当の意味での『機動戦士ガンダム』の原点回帰の作品。早速アマゾンで注文、取り寄せる事にしました。もちろん中古本しかありません。 一度この作品に触れてから、アニメ化された『機動戦士ガンダム The Origin』を見てみたいと思います。彼が、ファーストを描いてから20年近くの時間を経て、改めて書き綴った『ガンダム』だから。それを見た上で、『ガンダム』ファンとしての今後を考えたいと思います。
The Originアニメ化
30年の時を経て、新たに映像化されることになった『機動戦士ガンダム The Origin』。これがガンダムシリーズの新たな船出になるか、それとも終焉になるか…。