今、そもそも自分がインテリアデザインの道を突き進んでいないのは、自分が理想主義だからかな?LCAD時代、現役インテリアデザイナーでもある講師テリーが言ってました、
「君等は、これから先『ディズニー(のようなデザイン)』を選ぶか、『アート』を選ぶかの選択を迫られる事になる」って。 自分は、前者は選べなかったんだなぁ。(苦笑) ...決してディズニーのデザインを否定しているわけではないので、念のため。)
イギリスで学んだことは、デザインをする上で大切なことは、『制約』、『テーゼ』、『リサーチ』だと言うこと。講師達には、『テーゼ』の確立と『リサーチ』は時間を割けとよく言われものです。ただ、自分が肌で感じたことは、それは日本では求められていないし、馴染まないって事。 キャリアとしてインテリアデザインを選ばなかったし、選べなかったけど、何かを作り出す事に対する欲求は、しっかり自分の奥底に生き続けていた。5年ほど経って気づきました。
自分は"non-practicing interior designer"(休業中インテリアデザイナー)、今後ひょんな事から活動するかもしれない。(笑)もしかしたら、コンペとか挑戦するかもしれない。 まあ、それは冗談としても、自宅のデザインは、絶対やりたいと思ってるし。
で、デザイン欲を抑制するのは健康に良くないので、いっそのことリハビリをしようと思い立ちました。手始めは、手で何かを作ること。 そこで思いついたのがヘリット・リートフェルトの『赤と青の椅子』。LCAD時代にロンドンデザイン博物館(Design Museum London)に行ったとき、この椅子に出会い、実際に座る機会を得ました。 見た目は居心地が悪そうなんですが、見事に裏切られました。(笑)見た目に反して座り心地が良いんです。自分が好きなこの椅子、これを作ろうと。
で、必要なのは画像とかから設計図面を起こすことなんですが・・・なんと!ネットでその図面を入手できました。すげー!!
年末年始に時間がとれるかどうか分からないけど、材料集めから始めてみようかな?
ヘリット・リートフェルト作『赤と青の椅子』。現代デザインの中の傑作だと私は思っています。『シュローダー邸(Schröderhuis)』もリサーチしたなぁ。 |
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