2012年12月20日木曜日

Omega Seamaster De Ville

2月の妻の妊娠から始まり、12月には娘が生まれて、2012年は色々イベント盛りだくさんでした。そんな2012年も、気付けばあと2週間ほど。
時の経つのは早いものです。
時といえば、先月とあるお店との出会いがありました。
タイトルから勘の鋭い人は分かったかもしれませんが、そう、時計屋さんです。

まぁ、一般的には電池交換くらいしかお世話になることがないですし、かく言う私もそうでした。それも、妻の時計の電池交換。今回、ふらっと立ち寄ったのも、同じ理由でした。

その時計屋さん、駿河区馬渕にある『クボタめがね時計店』っていうレトロな感じのお店。(外観だけだと、街角でよく目にする古くからやっている時計屋さんですね…)店内に入ってみると、なんだか特設コーナーが出来ていて、『グランドセイコー』がずらり。(逆に、メガネがほとんど取り扱われていなかったというか…)
どうやらここの店主は「一級時計修理技能士」で、静岡では唯一とのこと。これらの『グランドセイコー』も、これまでコレクションした物をレストア、展示しているそうで…。(非売品という事なので、あしからず…)

そこで思い立ったのです、祖父から譲り受けたオメガの修理を。
実は、生前祖父が大事にしていた『オメガ・シーマスター・デ・ヴィル』を形見として頂いたのですが、1年ほど前にゼンマイが切れたらしく、巻いてもまいても巻き終わらない。本来巻き終わる位置で「スカっ」とゼンマイが空回りしてしまっていたので、先端の部分が切れてるんだろうなとは推測してましたのです。
なぜここまで放置していたかというと、修理してもらいたいと思う出会いがなかった事と、それからお金の問題ね。

実際にご主人に見て頂き、割れて傷だらけの風防とケース、切れたゼンマイ、それからレザーベルトを交換して頂くことになりました。(尾錠も後日交換することに。)
何せ、古い時計ですので、部品もレア、部品取り寄せと修理&調整に時間を要するということで、オメガは2週間ほど入院することになりました。

その時に分かったことですが、この『シーマスター・デ・ヴィル』、おそらく64年頃に購入されただろうという事、当時の大学初任給の4倍ほどの金額(?!)だっただろうこと、そして平成11年に一度オーバーホールを受けていた事でした。(母型の祖父は洒落者だったので、頷けます。)

で、この時計について何か分からないかとオメガのHPを調べていたら、たどり着いたのが、Cal. 610もしくは611の『1962年製シーマスター・デ・ヴィル インターナショナルコレクション』であろうという事でした。Cal.番号は実際に目視で確認していないので、定かではないですが、『シーマスター・デ・ヴィル』で手動巻き&デイト付のこのデザインは、これしかない模様です。ただ、このスペックによると、蓄光インデックスってことになってるんだよなぁ…
で、ご主人に丁寧に修理&調整して頂き、『シーマスター・デ・ヴィル』は12月開けて退院してきました。

割れと傷だらけだった風防もすっかりきれいになり、ゼンマイもしっかり巻ききれるように。(私の予感は当たっていたようで、先端の部分が5mmほどちょん切れていました。)本来はワニ革のストラップですが、ネイビー牛革のパターン押しのモノにしてもらいましたが、見違える美しさ。
機械式時計特有の時間の遅れも、全く気にならない範囲で調整してくださいました。(こだわりのご主人で、1日の遅れを15秒以内にできるまで調整してくださいました。)
やっぱり職人さんの腕はすごいなぁ。
交換した部品
今回ご縁があって修理の依頼をした「久保田めがね時計店」。腕の良い職人さんに修理して貰えて本当に良かった。 今回交換することになったパーツの一部。ゼンマイは、見事に切れちゃっていました。

この時計、長く大事にして、いつか娘の旦那さんにあげられればなぁ、と妄想しています。(それまで、パーツが残っていると良いのですが…)
resurrected
復活して帰ってきた『オメガ・シーマスター・デ・ヴィル』。祖父と40年近く共に歩んできた時計、これから先20年ほどしたら、婿さんの腕に巻かれてくれると良いなぁ。

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